アカ族の商売

アカ族の商売

昔昔の話です(写真と内容は関係ありません)

「アカ族の商売」
そこは「微笑みの国」の北の果て

バスを降りると寂れたドライブインだった
とりあえずの目的地はそこからまた山の奥にある村だった

その村には中国共産党から逃れてきた国民党軍の末裔が集団移住している

この時期(1月)にはサクラが咲いているとのことなので

見に行くことにした、動機はそんなところだ
そのドライブインから乗り合いタクシーで行くわけだが

乗客が溜まるまで発車しないという精密なシステムで運用されている

ドライブインでペプシを飲んでも時間をもてまし

タクシーの荷台の客席で寝ることにした (自衛隊のトラックのように、荷台に客席がある)
足を蹴っ飛ばされたので、起きると

アカ族のおばさんがニコニコと顔を覗き込んでいる

どうやら商売できると見込まれたようだ
おばさんはカバンから色々な装飾品を出してくる

逃げ場がないので、あきらめた

何か適当なものを買うしかない

私は安そうなものを指差して値段を聞くが

教えてくれない

金属の細かい細工のある腕輪など出されるが

すでに、バスに乗る前にアカ族の子供から買ったので

それを見せて要らないというと

それを腕につけて見せろという
つけて見せると

おばさんは、ビューテホーなんで言いながら

私の腕を取り、私の腕に売り物のミザンガを結んでしまった。
乗り合いタクシーはその後もはまだまだ乗客があつまらず

出発しない

一商売終えたアカ族のおばさんは

さっき私が寝ていたとこに横になり鼾をかいていた。

報告する

コメント

  1. ナズナッチ ナズナッチ

    見染められてしまったのですね、それはまたおめでたいお話で、、なんとも
    微笑ましい、、困ったお話で、、何となく、笑えます!!

  2. 松下童子 松下童子

    ナズナッチさん
    ところ変われば商売も変わる
    アラブの商人には無い
    素朴な人懐っこさなので
    怒れないですよね

コメントするためには、 ログイン してください。