イーハトーブの思い出 その2 「イーハトーブの思い出」多くの方々に興味を持っていただいたので続きです。早池峰山と種山ヶ原です。

イーハトーブの思い出 その2 「イーハトーブの思い出」多くの方々に興味を持っていただいたので続きです。早池峰山と種山ヶ原です。

夕立や浴衣姿の早池峰山

この写真は1961年9月に撮った岩手県花巻市大迫を流れる岳川と遠くに見える早池峰山です。パラパラと雨が降った後で、早池峰山の中腹が雲に覆われて、浴衣姿に見えていました。女の子二人、やっぱり座敷童にも見えます。モノクロ写真の自動カラー化したもの。

種山のモナドノックに夏の風

賢治の『種山ヶ原』では「種山ヶ原というのは北上山地のまん中の高原で、青黒いつるつるの蛇紋岩や、硬い橄欖岩からできています」とありますが、実際は中生代白亜紀の火山岩類で、蛇紋岩や橄欖岩ではありません。しかし、賢治はこの山が大好きだったようで、何度もここを訪れているのです。『春と修羅第二集 種山ヶ原パート三』で「この高原の残丘(モナドノックス)」「残丘の下」などと詠んでいます。そのほかにも早池峰をモナドノックと説明したりしています。上のカラー写真は2015年7月に撮った写真。下は1961年頃の夏、やはり種山ヶ原で撮ったモノクローム写真。左上の尖った岩は、上の写真の手前の岩と同じです。

早池峰に天女も舞うや夏の雲

2015年7月、グスコーブドリ大学校の巡検で撮った写真。岳川の上流河原の坊から早池峰山を見上げたものです。この付近は地質学的に北上山地を南北に大きく分ける「早池峰構造帯」と言われましたが、現在は「南部北上帯」の基盤と考えられています。オルドビス紀の蛇紋岩類からなっている早池峰山は標高1917mで、北上山地の最高峰です。賢治はイリドスミンを見つけるために蛇紋岩の出る地域を一生懸命調査しています。

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コメント

  1. 雲をまとった早池峰山の姿が美しいです
    女の子の姿もいれての撮影、なかなかきれいに撮れていますね
    夕立や浴衣姿の早池峰山
    夕立の後だったのかほのぼのとした温かさを感じます
    モナドノックス)と調べれば、このとがった2つの岩が出てきますが
    この岩の事ですか
    蛇紋岩類からできている早池峰山、、蛇紋岩類って黒い岩肌に貝殻を埋めたような光のある地質なのですか、、

  2. 種山ヶ原のカラーの写真で、右手前の岩付近は周りの準平原のノッペリしたところから飛び出しているようになっています。それがモナドのックです。早池峰山もノッペリした準平原の北上山地では飛びぬけて高い山を形成しています。

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